こんなところに!万能な発泡スチロールの使われ方

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装飾・造形の発泡スチロール

文字オブジェや大きな彫刻のような作品など、装飾や造形に使われる発泡スチロールはどのようなものなのでしょうか。今回はこれについて調べてみました。まず、発泡スチロールは大きく分けて「EPS」「PSP」「XPS」の3種類に分けることができ、最も装飾や造形に適していると言われるのが「EPS」です。これは原料を50倍前後に発泡させたもので最も柔軟性があることから造形に優れると言われています。主に家電の緩衝材などに使われるので見かけることの多い種類ですね。

つまり、家電の梱包に使われた発泡スチロールを保存しておけば、そのまま装飾や造形に使うことが可能なわけです。ただ、家電の梱包に使われる発泡スチロールは形がいびつであったり、ところどころに穴が空いていたりするので、あまり加工向けとは言えないかもしれませんね。もし使えそうであれば保存しておく、くらいの考えでいいと思います。基本的には自分の作りたいものに合わせて発泡スチロールを購入したほうがよさそうです。

たとえば本格的な造形物が作りたいのであれば、それに適したブロック状の発泡スチロールを購入したり、薄い文字オブジェのようなものが作りたいなら100均やホームセンターで発泡スチロールの板を購入したり。用途に合わせて臨機応変に選びましょう。たまに町中に飾ってある大型の発泡スチロールオブジェなどの大きさ作品についても、おそらくはEPSのものが使われていると思われます。軽いことから運搬が楽であったり、倒れてきても怪我の心配がほぼなかったりとメリットが多いですからね。造形物も今後は発泡スチロールのものが増えていくかもしれません。

また、装飾や造形といえば、3DCGデータのものを発泡スチロールで作成することもあるんだとか。一般的な3DCGの立体化と言えば3Dプリンターを思い浮かべがちですが、あれには大きなサイズのものが作成しにくかったり、材料にコストがかかるなどのデメリットがあります。対して発泡スチロールでの作成なら大きな立体物を作成可能なうえ、発泡スチロールが安価なことからコストも抑えられるようです。

立体化と言えばアクリル樹脂という固定概念もちょっと古いのかもしれませんね。今後は発泡スチロールで立体物を作成するのが当たり前の時代になるかもしれません。今後、発泡スチロールで作成した作品の展示などがあれば、じっくり近くで見てみるといいですよ。持ち上げなければ発泡スチロールと分からないくらいに精巧な作品も多くあります。

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